MCP とは何か、なぜ公共データに接続するのか
MCP(Model Context Protocol)は、AI モデルが外部データやツールに接続するための標準的な通り道だ。Claude のような AI が、ウェブを漁らずに定められたデータソースを直接呼び出して答えられるようにする。
韓国の公共データは data.go.kr に膨大に公開されているが、認証キーの発給・パラメータ仕様・XML パースといった壁があり、AI がそのまま使うのは難しい。K Public Data MCP は、法制処・DART・審評院などの公共 API を、AI が意図単位で呼べるツールとしてまとめ、この壁を取り除く。
データが公開されていても AI が読めなければ、閉じているのと同じだ。開くことの本質は公開ではなく接続にある。
検索から詳細へどうつながるか
従来は病院を名称・地域・区分(上級総合・療養病院など)で検索するところまでだった。その病院がどんな機器を備え、科ごとに専門医が何人いるかは、再び審評院のサイトを漁る必要があった。
今回の拡張は、検索結果に付いてくる「暗号化療養記号(ykiho)」を詳細照会の鍵として使う。病院を見つけると固有キーが一緒に返り、そのキーで詳細サービスを呼べば、施設・詳細・診療科目・医療機器・交通の五つを一度に受け取れる。
1) 検索: search_hospital(yadmNm="サムスンソウル病院")
-> 結果に ykiho(暗号化療養記号)を含む
2) 詳細: get_hospital_detail(ykiho)
-> 施設 / 科目別専門医 / 医療機器 / 交通 を一度に返す実際に何が返るか — サムスンソウル病院の例
実データで検証した結果だ。病院を一つ指すと、その内部の規模が数字で現れる。
診療科目別の専門医数は科レベルの人員をそのまま示し、医療機器は PET・CT・保育器などの高額機器の保有台数を返す。施設情報には病床構成が含まれる。
| セクション | 結果 |
|---|---|
| 施設情報 | 病床・施設構成 1件 |
| 診療科目情報 | 29科(内科専門医 213名) |
| 医療機器情報 | 16種(PET 4台など) |
| 交通情報 | 機関別の登録分 |
誰が使うのか
商圏分析では、特定地域の病院の規模・診療科構成が医療需要を読む材料になる。医療リサーチや機関比較では、人がサイトを一つずつ漁っていた作業を AI が肩代わりする。
すべてオープンソースだ。審評院の公共データ開発者アカウントを申請すれば(費用なし)、誰でも自分の AI に組み込める。元のリポジトリは下のリンクにある。