公共AI・業務ツール
韓国政府が公務員向けに整備した「汎政府超巨大AI共通基盤」には、大規模言語モデル(LLM、ChatGPTのような対話型AIを動かすエンジン)が11種搭載されている。国会に提出された科学技術情報通信部の資料によると国産4種・海外7種で、サムスンSDSが5種、ネイバークラウドが6種を担い、両社ともOpenAIが公開したGPT-OSS(機関が自前のサーバーにダウンロードして動かせるモデル)を入れている。公共機関向けのAI研修や提案を準備するなら、「国産モデル一つ」ではなく、文書作成・要約・翻訳など業務ごとに別のモデルを選ぶ環境を前提にすべきだ。
ハングル報告書を機関の書式に合わせて整える公開ツールHWP Auto DocFitが、10月10日にv1.73.1、11日にv1.74ベータを相次いで公開した。見本文書(HWP・HWPX・PDF)を機関書式として登録し、サムネイルで選んで一括適用でき、Markdown原稿(AIの回答によくある#や*の記号で装飾した文章)も読み込める。結果は新しいファイルに保存され、元のファイルはそのまま残る。AIで書いた下書きを公文書の体裁に移す手作業を減らせるが、64ビット版WindowsとハンコムHangulの編集可能な版が必要で、重要な文書はまずコピーで試すのが安全だ。
セキュリティ
科学技術情報通信部と韓国インターネット振興院(KISA)が「2026 AIハッキング防御大会(ACDC)」の参加チームを10月26日午後2時まで募集している。19歳以上の4人で1チームとなり、10月31日のオンライン予選で隠された情報を見つけ出し、占領したシステムを他チームの攻撃から守る問題を解いた後、一般部門・学生部門の各20チームが12月1日のソウル本選に進む。今年の本選にはAIを活用する課題が新たに加わり、社内のセキュリティ・AI担当者がAIを攻撃と防御にどう使うかを実際に競える機会だ。
モビリティ
10月8日の国会国政監査で、国土交通部の局長は、テスラFSD(運転者が常に監視する必要があるテスラの運転支援機能)に関する国際基準はまだなく、テスラが事故責任を運転者に置く方針を維持しているため基準に反映されていないと説明した。テスラコリア代表は、FSDの安全性検証のための公式試験を政府に申請したことはないと答え、9月末時点で国内のテスラ238,968台のうちFSDを使える車は53,477台(22.4%)にとどまる。業務の移動でFSDを使う場合も、事故責任は運転者に残るという前提で社用車・出張規定を点検する必要がある。