政策 · 2026-05-06
チョンセ詐欺特別法、4年越しで続く「被害認定」を巡る論争
チョンセ(伝貰)詐欺被害者向け特別法をめぐり、被害認定の要件があまりに厳しすぎるとの指摘が交わされた。法施行の初期には警察への告訴だけで被害認定される傾向があったが、次第に検察への送致まで求められるようになり、詐欺容疑そのものの立証がより難しくなっているという。組織的な欺罔行為や「ビラ王」事件のような大規模詐欺でもない限り、被害認定を受けるのは難しいのが実情だと指摘された。
被害救済の核心はチョンセ保証金の回収そのものだが、これを政府が支援することの是非をめぐる論争が続いているという。個人間の詐欺トラブルに公的資金を投じる根拠は乏しいとの見方や、チョンセ詐欺被害者だけを特別に支援するのはボイスフィッシングや中古取引詐欺など他の犯罪被害者との公平性を欠くとの批判が、法制定当初から現在まで続いていると説明された。
これに対しては、まず一人でも先に救済することが、やがて十人、百人へと広がる救済の出発点になり得るとの反論が示された。全員を同時に救済できないという理由で何もしなければ、いかなる前進も得られないという考え方だ。住まいは人間にとって根幹的な基盤であり、チョンセ保証金は無住宅の若者や庶民にとって事実上の全財産であることも多いため、これを守ることこそ最も緊急かつ重要な救済だと強調された。
番組では2021年の国民請願も紹介された。当時チョンセ保証金が3億ウォンから最大5億5000万ウォンにまで高騰する状況の中、合法的にそれほどの金額を1年で稼ぐ方法がなく、詐欺に巻き込まれざるを得なかったという切実な訴えが綴られており、これが特別法制定議論の出発点になったことが改めて振り返られた。