MSCI先進国指数監視対象国復帰は絶望的な情勢に
MSCIの年次市場分類発表が来週に控える中、事前公開されたリバランス評価資料により、韓国が先進国指数監視対象国リストに再び入るのは難しいとの分析が示された。先進市場入りには経済発展度、規模、市場アクセス性の3つの基準を満たす必要があり、通常監視対象国入りには詳細評価項目で『不十分』評価が2つ以下である必要があるが、韓国は5項目で『不十分』評価を受けたとされる。
具体的には、発表はされたもののまだ実施されていない24時間外国為替市場、既存のIRC制度と並行運用される新しい簡素化コードによる混乱、無担保空売り摘発システムの強化が正当な担保付き空売りまで萎縮させかねないとの懸念、2027年まで全面施行されない英文開示要件の拡大などが不十分とされた理由として挙げられた。
パネリストらは、これらの評価項目には機械的な採点ではなくかなりの主観的判断が介在すると指摘し、韓国政府や関係機関がMSCI側と十分な意思疎通を図り、進行中の改革を説明してきたのか疑問を呈した。また、MSCIを運営するモルガン・スタンレーが世界金融危機時に日本資本に救済された経緯があり、歴史的に日本に比べ韓国に対してより厳格な基準を適用してきた傾向があるとの見方も示された。
それでもパネリストらは、今回の監視対象国入り見送りが市場に与える実質的な影響は限定的だとみている。先進国指数への編入が実現すれば約50兆ウォンの資金純流入が期待されていたが、韓国の時価総額がすでに約8000兆ウォン規模に拡大した今、その規模の相対的インパクトはかつてほど大きくない。新興国指数追随資金の流出や、先進国分類での最低時価総額基準引き上げに伴う中小型株の除外といった相殺要因も併せて考慮すべきだと指摘した。