マクロ経済
ケビン・ウォシュFRB議長、市場との意思疎通を減らし利上げを示唆
フィナンシャル・タイムズの報道によれば、ケビン・ウォシュ新任FRB議長は今後インフレ指標が予想より高く出れば利上げを準備する可能性があると明らかにした。ウォシュ氏の側近によれば、彼は就任以降、物価安定という核心メッセージを十分に強調できていなかった点を認めており、トランプ大統領とは不定期に電話し様々な見解をやり取りしたと伝えられた。ただしトランプ氏が特定の政策を取るよう直接圧力をかけることはなかったと報じられた。
現在米10年債金利は4.68%、30年債は5.2%を超え、2年債は4.25%付近だ。10年債は直近6か月間で10%以上上昇し過去最高水準に近づいた。ウォシュ議長は自ら先制的に基準金利を上げることはしないとしつつも、市中金利の上昇は合理的だとして事実上容認する立場を示したが、これはトランプ大統領の利下げ圧力を意識し、市中金利が先に上昇すればそれに追随する形で利上げの名分を作ろうとする戦略と解釈された。
ここにアルファベットが最大250億ドル規模の社債発行を推進すると明らかにし、国債金利上昇圧力をさらに強めた。米基準金利に1.2%ポイントほど上乗せした6%台の金利で、AIインフラ投資のための資金調達だが、これは今後ビッグテック企業の債券発行環境と市場流動性心理を測る指標と見なされた。高い金利にもかかわらず発行が好調であれば、これはむしろグーグルの自信と解釈されうるとの意見が提示された。
日本が円防衛のため米国債を売却すると米国債金利が上昇する副作用が生じることから、米国が日本保有の国債を自国財務省が代わりに保管しドルを直接供給する方式で介入しようとする動きも捕捉されたが、これは意図せず市中流動性を放出し利上げをより難しくしうるとの分析が出た。
韓国時間基準この日の夜、米7月雇用報告書の発表が予定されていた。市場は失業率4.2%、非農業雇用約8万人増を予想しており、来週予定されているCPI・PPIなど物価指標とともに今後9月FOMCでの金利方向決定に影響を与える核心変数として指摘された。
米国債の年限別金利水準
2年物
4.25%
10年物
4.68%
30年物
5.2%
米国債の金利を年限別に比較すると、2年物4.25%、10年物4.68%、30年物5.2%と、年限が長くなるほど金利が高くなる姿を示した。